分断していてはならない

一連のイスラム国の人質事件を見て感じている事。

こんな小さな島国の中で分断してはいけない。

交渉すべきは文化も宗教も全く異なる人たちなのだから。

同じ国の人を救いたいという共通の目的があって、

手段を検討するだけなのになぜ人間性まで貶めるような事を言うのか。

冷静に、頑迷にならず考えたい。

こんな状況で１００点の解答は無い。

自分が正しそうに思える場合でも、程度問題に過ぎないと思う。

最後まで意見を聞けば、その意見に賛同できなくても、

そう考えるに至った経緯くらいは理解できるのではないか。

もっと辛い目にあっている人たちが世界中にいて、

耐え忍んで冷静に語ろうとしている人たちがいるのに、

僕たちが感情のまま罵りあっていてはいけない。

テロリストは確かに悪い。

ただ本当に一方的に悪いのか、そこも一度考えてみたい。

本当に僕たちに落ち度はなかったか。

間接的にでも自分たちの意見や文化を押し付け、

尊厳を傷つけることはなかったか。

 例えば目の前でテロリストの子どもや親が殺されて、

それが僕たちに向かっているという話もありうる訳である。

自分の子どもや親が殺されたとき、

自分はテロリストにならないと言い切れるか。

考えてみて一応自分はテロリストにはならないという結論は出した。

そしてやはりテロリストは悪いとも。

ただ考える前と感じ方が少し変わった気がする。

何度も繰り返し考え続けたい。

交渉は相手と自分の落とし所を見つけるものであるならば、

交渉という意味でも相手の気持ちを推し量らなければならない。

僕たちは相手の気持ちを考えねばならないし、

相手にも僕たちの気持ちを考えてほしい。

国内でも海外でも同じ事だと思う。

相手への想像力を働かせたい。出来るだけ落ち着いて、寛容に。

自分の方が優れている、とか、正しいというのは二の次だと思いたい。

目的は人命を救い守る事だし、平和に暮らす事だ。

知識も人生経験もないし、文章も拙し、独りよがりかもしれないし、

匿名で信憑性はないけど、誰も見てないだろうけど、

小さな声を上げたくて、そして自省のため書き残しておく。

具体策ないし精神論に過ぎるとは思うけど、

精神によって時代や政治は動いていくのだと思う。

今かつてないほどそれを感じている。